X Precious Time
Tim says:
As English, there’s nothing wrong with the expression “precious time”. But I think it’s not being used correctly on this sign.
“Precious time” usually communicates the idea that time is running out. It reminds me of the song by Pat Benatar in the 1980s: “Life is too short, so why waste precious time?” Or perhaps something in a suspense drama, where a bomb is going to explode and the hero is running out of precious time, precious minutes to prevent the explosion…
But this sign is about Christmas! It’s not an episode of “24”! So something like this would be more appropriate:
O Precious Memories
Ayumi says:
この看板を見て、最初は何が言いたいのか?よくわからなかった。 「貴重な時間」そしてその下に「クリスマス」との文字。 Timに聞いてみると、デパートに掲げられていたものだと言う。 おそらく “Buy your Christmas presents at our store and have precious memories on Christmas!” つまり簡潔に言えば、”Let’s splurge!” ・・・よくある販売キャンペーンの一環なのでしょう。
「precious = 貴重な」と、みな覚えている。 でも “precious time” というと、残り少ない貴重な、、、のニュアンスが含まれる。たとえば限られた余命や爆弾が爆発するまでの残り時間などのお話ならば適切。 【注】英語解説で使われている “communicate” は、”convey”「~を伝える」の意味。
クリスマスは残り時間が少ないわけでもないので “Precious Time” というのはやっぱりおかしい。。。そこで Timからの提案は”Precious Memories” 「大切な思い出」。クリスマスに素敵なプレゼントを買って良い思い出を作りましょう!ならばわかる。考えた方の意図としては、special occasion… クリスマスは特別だから!ということだったのかも知れない。
ところで、日本語って名詞だけで会話ができてしまう。 「私、コーヒー」 「明日?TOEIC」 ハイコンテクスト文化ではこれだけで言いたいことがわかってしまう。動詞なんかなくても以心伝心ということで。
でも前回の “Present Campaign” でも感じた。日本人が作った看板などでは、英語でも無理して名詞だけで伝えてしまおうとしていて不自然なことが少なくない。ポンと名詞だけで「わかるでしょ?」と言いたげ。・・・もっとも “Let’s splurge!” では直接すぎる?品格的に問題があるということなのでしょう(笑)
文化の違いまで露わになってしまうような英語のsign language (看板の英語)。 今年も引き続き考えていきます!変わらずお付き合いいただければ嬉しく思います。
田中亜由美は「TOEICテスト クロストレーニング PART 1・2」などの本は販売中!ブログはこちら.
周囲にある英語を見て、果たしてそれが正しい英語なのだろうかと感じる英語はありますか?「あの英語は絶対に間違っている」という英語の表記はありますか?看板の写真を撮って、Machigai.comに送りましょう!とんでもない英語だったら、このコーナーで出します!